コンテナ価格

コンテナハウスの価格・コスト・輸送費・輸入関税徹底説明

コンテナハウスの頑丈さ、個性の他、コンテナハウスを選択される方にとって、コンテナハウスの価格、正確に言えば、格安さは一つ大きな魅力です。JIS鋼材で作られた建築用コンテナハウスを中国製作工場から直接お届けする場合、どれくらいの金額・価格・コスト、又、運搬輸送通関に掛かるコンテナハウスの輸送運搬費・関税について徹底的にご紹介いたします。

1.JIS鋼材の建築用コンテナハウスユニット鋼鉄躯体部分だけを購入される場合

 施主様は内装部分にこだわりが強く、「内装は自分DIYで完成したい」或は「内装部材や建具などはやはり日本製にしたい」とかの場合、JIS鋼材で作られたコンテナハウスの鋼鉄躯体のみをご提供することができます。DIYでカバーできない鉄骨製作・溶接やペンキ塗装などを工場に任せるとして、内装の仕上げが運送途中の破損リスクを負いなくて済むというメリットもあります。鋼鉄躯体の製作は事前打ち合わせ段階で決めた設計図面(3次元CADデーター)のまま、ミリ単位の精度で製作されるので、躯体が現地に着いて設備や建具が「嵌らない」「装着できない」のようなご心配は要りません。

鋼鉄躯体部分のみのコンテナハウスのお見積り金額範囲

種別

価格範囲(1台価格) 床面積 平米単価

坪単価

20ftユニット(HC) 70~100万円/台 約13.3平米 5.2~7.5万円/平米 17~25万円/坪
40ftユニット(HC) 140~180万円/台 約27.2平米 5.1~6.6万円/平米 17~22万円/坪
備考:

0.HCとは背高型、ハイキューブコンテナのことです。高さ≒2.9m、天井高さ約2.5m。

1.  カスタマイズ設計の通りで製作された主要構造部がJIS鋼材を用いた建築用コンテナハウス躯体です。

2.  鋼鉄躯体部分には鉄骨、外壁、屋根、根太、床、建具開口部増強、ペンキ塗装が含まれます。

3.  日本現地施工となる工事部分:断熱工事、内装工事、建具、設備類などは含まれておりません。

4.  上記金額は中国大連製作工場渡し価格(消費税別、輸送費別)です。

5.  価格・見積もり金額を左右する要素:原材料価格と為替レートの他、材料使用量(主に鉄骨断面サイズ(構造設計次第)と壁量(レイアウト次第)に左右される)、設計・施工煩雑度(2階建てか、UT超音波探傷有無、特殊設計の有無・程度)、注文ロット数(台数増やせば、さらに安くなる)などがあります。Uni-Konには、かなり正確(±10%以内)な概算見積システムがあり、レイアウト図(簡単な手書き図面でも良い)をお問合せの中に添付してくだされば、無料で2日間以内に概算見積をお返しできます。ぜひ、お試しください。

また、価格の構成をもっと詳しく知りたい方、自分が工夫し、コンテナハウスコストを抑えたい方はこちらのリンクコンテナハウス価格を安くするにはその1

2.オプション工事部分(断熱、軽天下地LGS、建具、屋上デッキなど)

コンテナ躯体だけでなく、コストを抑えるのに、なるべく多い工事を中国で済ませたい方は次のオプション工事をご検討できます。

オプション工事内容

20HC

40HC

スペック

ウレタン吹付断熱施工

9~12万円

17~24万円

屋根裏80㎜、外壁裏50㎜、床裏50㎜

LGS軽天下地施工

(断熱を依頼される場合必須項目)

4~6万円

6~9万円

内壁:75㎜軽天下地

天井:50㎜軽天下地

0.6㎜肉厚、亜鉛メッキ

屋上デッキテラス鉄骨

20~23万円

40~46万円

鋼製大引き、下地含む

床下防湿鋼板装甲

4~5万円

8~10万円

合板床を支える鋼製根太の下に1.2㎜鋼板で全面覆う(防湿、防虫、防火)

建具

1.4~2.4万円/㎡

断熱仕様アルミ・ペアガラス(強化ガラス)

階段

12~15万円(1階当たり)

チェッカープレート踏み面、750~1000㎜幅

手摺り

1.3~1.7万円/m

平鋼手摺り、縦柵

注:内装仕上げ工事は、ボード張りや壁紙仕上がりなどが、後続の配線・配管工事の邪魔になったり、或は輸送途中の振動により破損したりなどの原因で、無理矢理中国での施工を推薦いたしません。(どうしても内装までやっておきたい方は、別の方法があるので、単独にお問合せください。)

価格範囲は、主に壁量(開口多い場合は少なくなる)、為替レート・材料相場浮動、建具形式(Fixか開きか)に左右されます。気になる方は、お問合せで最新の概算価格が把握できます。

屋上テラスデッキ、手摺り、階段の様式に関してもっと知りたい方は左記リンクから詳細が読めます。

床下防湿鋼板装甲に関してもっと知りたい方は、右記施工事例の中で写真が見えます。施工事例4 簡易寄宿舎社員寮宿泊用コンテナハウス(検討と生産全過程・竣工写真)

3.コンテナハウスを移動運搬するのに掛かる運搬輸送費

本サイトの他の文章で、コンテナハウスは貨物コンテナのように効率よく陸運・海運できるように設計されていると申しました。しかし、コンテナハウスは大きい貨物です。特に、中国製作工場直販の場合、コンテナハウスは大きくて安い貨物になります。コンテナハウス本体の格安に対比して、運搬費・輸送費がコンテナハウスの購入総コストの中で結構大きなシェアを占めており、目立ってきます。では、一台のコンテナハウスを現地にお届けするのにかかる運搬移動輸送費の構成を見てみましょう。

項目 運搬輸送費発生線路・場所 20ftユニット 40ftユニット
中国陸運・海運一括 大連工場~日本本土基本港* 約2万円/台 約4万円/台
CYサーチャージ** 日本側港 約3万円/台 約5万円/台
上記(日本基本港*までの運搬輸送費)小計 5万円/ 9万円/
日本陸運*** 日本基本港*~設置現場 約5~14万円/台 約6~15万円/台
(設置現地までの運搬輸送費)総計 1019万円/ 15~24万円/
備考:

1. 船賃は、為替レート、物流繁忙期・閑散期、原油価格などに左右され、随時変動しますので、あくまでもご参考程度にしてください。実際の運搬費用に関して、ご商談の段階で、経路・時期ごとに再確認させていただきます。。

2. *:日本本土の基本港は、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、門司、博多などがあり、船便が多く、船賃が安いです。他の港にする場合、海運料金が割高になりがちですが、日本陸運のほうがもっと高価なので、陸運の距離・コストに合わせて、検討する必要があります。

3. **:恒例として、「ヤードサーチャージ」の名義で船会社と日本側港が日本側で徴収する追加料金です。

4. ***:陸運料金は基本的に運搬距離に比例します。いずれも一車一台の専用トレーラーなので、20ftと40ftと陸上輸送料金がほぼ同じ(20ftが1万円程安い)です。陸運業者の選択は大変重要で、通関業者に任せたら、陸揚げ港でトレーラーを手配するのが一般的ですが、運賃は相場的に割高です。ご所在の地元運送業者にご自分で確かめて、場合によっては、4~5万円/台ほど節約できます。日本側陸運費用は総運搬輸送費の中で最も大きいシェアを占めていると言えます。くれぐれも慎重に複数の運送業者に確かめて、比べてみましょう。

5. 沖縄、宮古島などの離島へのコンテナハウス海上運賃・船賃は格段に高く、上記基本港までの運搬輸送費の約2~3倍程度でお考え下さい。また、運賃の変動も激しいため、お問い合わせの時に運賃を再確認させていただきます。

2023年最新追加:海上運賃・陸上運賃を最大80%も節約できる「確認申請対応の組立式コンテナハウス」が誕生!輸送費・運賃が気になる方はぜひリンクからお越しください。
4.コンテナハウスを輸入するのに掛かる関税・消費税

中国から輸入したコンテナハウスに対して課された関税は、今現在(2019年8月)の日本現行輸入関税率は「無税」です。税金として支払わなければならないのは消費税だけです。消費税は、輸入金額対して10%を支払うことになります。

以上をもって、中国コンテナハウス製作工場から、JIS鋼材で作られた建築用コンテナハウスを輸入する場合に発生する価格コスト・運搬輸送費用・税金など全部説明いたしました。お分かりになりましたか?ご不明な方、もっと詳細に見積もりを確認したい方、どうぞ、お気軽にUni-Konにお問い合わせくださいませ!

5. コンテナハウスに着手したい方のお力になれる知識リンクをご推薦

*はじめてコンテナハウスを購入される方は落ち穴に落ちないように、コンテナハウス購入必読シリーズへ!

*類似施工案件から設計のヒントをもらいませんか?コンテナハウス民泊・ホテルコンテナハウス事務所コンテナハウスレストランコンテナハウス飲食店コンテナハウスコインランドリー案件豊富です。施工事例の方へどうぞ!

*自分のコンテナハウスを、ゼロから自分で設計したい方は、コンテナハウス設計関連内容までご覧ください。

*コンテナハウスは工場で一体どうやって生産されているかを知りたい方は、コンテナハウスの製造生産までご覧ください。

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