技能実習生・特定技能生向けのコンテナ寮・寄宿舎

高齢少子化による労働者不足を解消するため、海外から(技能実習生・特定技能生の名義で)研修生を導入するやり方が流行ってきました。研修生導入後の寮・寄宿舎・社宅として、コンテナハウスの応用も視野に入ってきます。そのニーズに応じて、本文は弊社の40フィート建築用コンテナハウス3連棟(増幅キット付き)で、技能実習生10人用(特定技能生5人用)のコンテナ寄宿舎・社宅の使用参考例をご紹介いたします。

海外研修生向けの住居面積基準

関連基準である特定技能外国人支援に関する運用要領によると、技能実習生と特定技能外国人の住居基準が異なります。簡単に言うと、以下のようになります。

1.技能実習生(技能を学び、習得した後また母国に帰る)≧4.5平米/人

2.特定技能生(特定技能を持ち、日本の労働力不足解消するために就職)≧7.5平米/人

一般事項:ここでいう面積は内寸面積であり、建築分野で使う壁芯で計算した床面積ではありません。しかも、押し入れなどの収納面積を控除した後の自由に利用できる面積です。

部屋面積=純内寸9.72㎡(3畳)にした理由

技能実習生と特定技能生で、在留資格や応対業種などで色々定めがありますが、結局曖昧な部分があり、長い将来において、採用企業は必ずしもその一種の研修生しか招かないことには限りません。よって、2種の研修生に兼用できる住居面積が求められます。エアコンなどの部屋ごとの設備負担を考慮し、実習生の2人部屋(4.5×2=9平米以上)、技能生の1人部屋(7.5×1=7.5平米以上)、合理的な収納面積(複数居住者の場合、施錠できるロッカーが要求される)を足して、内寸面積=9.72平米(3畳)の部屋がちょうどよいとの計算になります。

本例レイアウトの説明

建築コストが高騰している昨今、レイアウトを検討する時、やはりより効率的な面積利用率が求められます。つまり、いかにして、より少ない本数のコンテナでより多い人数の研修生を収容できるかが課題です。居住者の労働意欲や企業のイメージ、さらに深刻に言えば、人権などにも関わるので、居住者の住み心地も犠牲にしてはいけません。

平面レイアウト図-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
平面レイアウト図-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)

弊社の本レイアウト例では、面積利用率を上げるため、無駄な廊下面積を極限まで避けています。単純な通路となる廊下ではなく、共有スペースであるリビング・ダイニング・キッチンに融合させ、通路として働く同時に、広々とした共用空間にも貢献するように留意しております。この理念から、5つの寝室をL型に配置し、LDKを半分囲む形式にしてあります。

レイアウト①-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
レイアウト①-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)

注:図中は1段ベッドで5人の特定技能生収容パターンになります。2段ベッドに変更することによって、10人技能実習生対応パターンになります。

レイアウト②-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
レイアウト②-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)

5つの寝室は形状が違うものの、それぞれ精密に内寸面積9.72平米に仕切ってあります。ほとんどの部屋が南向きの窓があり、採光換気が確保されてます。

廊下がない分、LDKが広く、北向けではあるが、玄関親子ドアや開放的なキッチンから採光があり、自然採光で照らされます。設備面も充実し、2.2m大型キッチン、食器棚、冷蔵庫、3人用大型洗面台、トレイ2個、洗濯機2個、シャワーボックス2個の配置で、10人の共同生活でもストレス溜まらず気楽に暮らせます。

レイアウト③-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
レイアウト③-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
室内効果LDK部分①-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
室内効果LDK部分①-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)

注:図中の天井高さは弊社40HC(背高型ハイキューブコンテナ)の室内天井高内装後約2.47mを忠実に反映しています。リビング中央にある2本の柱は40HC建築コンテナ特有の中柱です。構造必要部材で、なくせません。

室内効果LDK部分②-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
室内効果LDK部分②-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
室内効果寝室部分②-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
室内効果寝室部分②-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
室内効果寝室部分①-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
室内効果寝室部分①-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
室内効果洗面室トイレ浴室-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
室内効果洗面室トイレ浴室-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)

コンテナ建築外観(40HCx3台+増幅キット)

本参考例は40HC(40フィート背高コンテナ)x3台連棟+増幅キットで実現しております。増幅キットとは下図のコンテナ間の増加部分(上下丸孔のある柱の間に挟まれた狭い壁部分、幅250㎜程度)で、これによって、僅かな追加コストで建築全体に6平米も床面積を広げてくれました。たかが6平米と思われるかもしれませんが、細長いコンテナにとって、幅が狭いのがいつも実際応用時、面積利用効率アップのネックでした。このネックとなる狭い幅を増幅することによって、内部レイアウト配置の可能性は一気に解放したのです。今回の40Ftx3台のみで、10人も住み心地よく泊まれること(参考として、20Ftビジネスホテルは一人しかと泊まれず、同基準で計算すれば、40Ftx3台では6人しか泊まれないはずです。)の功績者はまさにこの増幅キットであります。詳細についてもっと知りたい方は連棟用増幅キットへどうぞ。

外部:40HCx3台+増幅キット③-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
外部:40HCx3台+増幅キット③-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
外部:40HCx3台+増幅キット②-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
外部:40HCx3台+増幅キット②-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
外部:40HCx3台+増幅キット①-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
外部:40HCx3台+増幅キット①-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
鳥瞰:40HCx3台+増幅キット②-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)
鳥瞰:40HCx3台+増幅キット②-10人用海外研修生・技能実習生寄宿舎・寮コンテナハウス(確認申請対応)

無論、屋根構造はUni-Kon特有の長年成熟した短辺排水勾配屋根を採用しております。両端からの組織排水でき、しかも連結部位が全部水位より高所にあり、コーキングに依頼せずにしても連棟部位から雨漏れはありません。詳細について知りたい方は、連棟コンテナ屋根雨仕舞までご覧ください。

終わりに

本レイアウト案は研修生寮以外にも、観光地などの格安民泊ホテル、学生寮、社員寮にも応用できます。大人数の場合、3連棟に限らず、4連棟も、5連棟も。。。コンテナをズレて配置するのも無限な可能性があります。当然、JIS鋼材で、確認申請対応可能なので、ご興味のある方は、ぜひUni-Konにお問い合わせくださいませ。

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