40フィートコンテナハウスで建築計画時の注意事項
40フィートコンテナハウスは面積/材料率が良く、単位面積のコンテナハウス建築価格が20フィートより安いです。運賃面も20フィートコンテナハウスの2倍ではないため(約1.5倍)、運賃が安いメリットもあります。しかし、40フィートコンテナハウスには、40フィートコンテナハウスの特殊性があり、建築レイアウトを考える前に、知っておかないと、せっかくの平面計画プランが台無しになってしまう可能性があります。
40フィートコンテナハウスを利用して、建築レイアウトプランを立てる時に注意しなければならない注意事項は以下の通りです。(上図を参照しながらお読みください。)
1.グースネックがあること
日本での陸上輸送の利便性のために、通常40フィートコンテナの一端にグースネック構造があります。グースネック構造を譲るため、仕方なく下端部梁が浮上します。下梁が上昇した結果、この方向からコンテナ同士が連棟する時、床の連続性が損なわれます(梁が床より突起し、足を引っかかってしまう)。グースネック側からの連棟を避けるか、部屋の区切りによって床段差でうまく利用するか、グースネック構造を取り消すか(この場合、グースネックのない40フィートコンテナの運べる特殊セミトレーラーの手配を陸運会社に要請する必要があり、特殊トレーラーのため、確保できない場合、高価な場合があります。)のいずれになります。(40フィートコンテナハウスのグースネックトンネルについてもっと知りたい方はリンクをどうぞ)
2.柱は4本ではないこと
日本の建築構造条例により、通常6mスパン以内に収まります。よって、40ftコンテナハウスは少なくとも6本の柱があります。6本の場合、コンテナの長手側面のど真ん中のところに柱1本があります。剛性・強度の関係で、2階建てにするとき、柱を8本まで増やすこともあります(何本にするかは、建築地の災害要素を取り入れた構造計算によって決まる)。ISOコンテナと違って、柱は4本ではないことをご注意ください。レイアウトを決める時、柱の位置を無視しないでください。
コンテナ建築レイアウトに関するさらに詳細な問題があれば、お気軽にUni-Konにお問い合わせください。