コンテナハウス施工事例8連棟式ホテル・民泊施設

今回は、JIS鋼材で作られ、7棟連棟型コンテナハウスで構成した平屋ホテル・民泊用途のコンテナ建築の中国工場内での生産・検査・出荷などの状況をご紹介いたします。

事例概況:

用途:別荘・民泊系ホテル
場所:関東地方
構成:20Ftハイキューブコンテナx7台連棟
時期:2019年11~12月
受注内容:コンテナ建築の主要躯体、外構バルコニー部と内装LGSの詳細設計、製作、生産品質管理監督、出荷前検品検査など

生産後記:

今回のコンテナハウスの原設計では梁部材に大量の配線孔と連結孔が開けられていて、しかも施工上の都合で、材料段階で事前に各梁ごとに、複数の孔を開けておかなければならないのは挑戦的でした。これらの梁部材は同じ長さ、同じ断面にしても、孔の位置と数量が違うので、お互いに互換できなく、ちょっと気を抜いただけで、取り返しのつかない大ミスになりやすいです。図面作成と材料加工の管理に、気持ちを引き締めました。
幸いなことで、先進的な3次元設計手段とプレカット(pre-cut)生産方式(リンク)、又、工場作業員の真面目な作業のお陰で、コンテナハウスを納入後、各種連結孔350個以上も含めて施工ミスゼロ、クレームゼロ、現地設置と後続内装作業がすんなりと進んでいきました。お客様が大満足していただき、本当に最高です!

コンテナハウスの生産方式、プレカット生産方式に関してもっと知りたい方はこちらのリングからどうぞ。コンテナハウスの先進的な生産方式――プレカット(Pre-cut)方式

コンテナハウス梁部材加工中(穴開け)
コンテナハウス梁部材加工中(穴開け)

下図は交渉段階の3次元モデルで生成したコンテナハウスの3Dパースと生産途中のコンテナハウス実物の比較です。Uni-Konの高精度3次元設計とプレカット(pre-cut)生産方式で実現した「What You See Is What You Get」(見たものは手に入るものだ)。契約前に見えた高精度3Dパースがミリ単位の精度で生産図面に反映され、部材がそのまま加工され、そしてそのまま最終製品であるコンテナハウスの実物に反映されます。こうやってお客様に安心を与えることをUni-Konの使命の一つとして考えております。

JIS鋼材新造コンテナハウス実物と3Dパースの比較
JIS鋼材新造コンテナハウス実物と3Dパースの比較

生産・検査中写真

では、工場内施工、検査中の写真を見てみましょう。今回は材料準備や部材加工段階は割愛して、生産の後期からご紹介いたします。

コンテナハウス工場内仮組立検査
コンテナハウス工場内仮組立検査
JIS鋼材コンテナハウスメーカー工場内仮組立検査 2
JIS鋼材コンテナハウスメーカー工場内仮組立検査 2

連棟型コンテナハウスなので、溶接中の変形や歪みなど製品精度に悪影響がないか、表面処理、塗装作業の前に、建築図面通りで並べて、連結部の精度確認を行っています。検査したところ、今回の各コンテナハウスの主要寸法(長さ、幅、高さ)の精度は±1mmで、お見事でした。

JIS鋼材コンテナハウスボルト連結柱
JIS鋼材コンテナハウスボルト連結柱

バルコニー部分のH型鋼柱です。各ボルト連結孔はすんなりと連結できています。

JIS鋼材コンテナハウス民泊ホテル躯体
JIS鋼材コンテナハウス民泊ホテル躯体

ショットブラスト処理(油分、錆除去処理)と3層塗装後(コンテナハウスの塗装についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのリンクでお読みください。コンテナハウスの塗装ペンキはどのように構成されていますか)軽天下地を装着後の完成品です。各配線、配管孔はスリーブ形式(壁に孔開けるだけでなく、配管の密着度を向上と局部接触応力による配管破損を防ぐため、一段のパイプ(スリーブ)を貫通して溶接しています。)で所定位置にしっかりと作ってあります。

JIS鋼材コンテナハウス建具開口部軽天下地LGS
JIS鋼材コンテナハウス建具開口部軽天下地LGS

今回の物件は非日常・工業風のホテル・宿泊施設らしく、室内天井はそのままコンテナのコルゲート外壁鋼板のままで露呈します。なので、天井部分は内部塗装であるにも関わらず、カーラリングの付いている3層ペンキ(防錆下塗り、色生地中塗り、色付き上塗り)となります。他の内装材で遮蔽される部分は灰色のリッチジンク防錆下塗りだけとなります。床下の給排水管もスリーブ式になります。

JIS鋼材コンテナハウス宿泊ホテル躯体
JIS鋼材コンテナハウス宿泊ホテル躯体
JIS鋼材新造コンテナハウス細部作り・品質亜鉛メッキグレーチング床
JIS鋼材新造コンテナハウス細部作り・品質亜鉛メッキグレーチング床

コンテナハウス作りの細部品質の見える写真です。写真の上半は玄関ポーチの床です。 ホテルを利用するお客様の第一印象になるので、Uni-Konのこだわりをいっぱい入れてあります 。半室外条件なので、亜鉛ドブメッキした縞鋼板仕様になります。亜鉛メッキは溶接時に焼かれて、汚い・錆安い溶接跡になるので、品質上の欠陥にならないように、市販縞鋼板の最大幅(約1.6m)のものを生かして、無溶接繋ぎ目の一枚板で折り曲げ加工してあります。又、凹みによる雨水溜まりがないように、下地の補強配置と微小勾配付きに気を付けてあります。写真の下半は露天風呂の床下地です。特注の亜鉛ドブメッキグレーチングで、コンテナハウス本体とピッタリと合わせてあります。現場内装工事で、この上に装飾性のある嵌め込み式樹脂タイルを装着するらしいです。

JIS鋼材コンテナハウスホテル露天風呂場亜鉛グレーチング床
JIS鋼材コンテナハウスホテル露天風呂場亜鉛グレーチング床
JIS鋼材新品コンテナハウス露天風呂
JIS鋼材新品コンテナハウス露天風呂
JIS鋼材コンテナハウスホテル露天風呂場
JIS鋼材コンテナハウスホテル露天風呂場
JIS鋼材高品質コンテナハウス
JIS鋼材高品質コンテナハウス

露天風呂場コンテナハウスの外観です。マット付き黒ペンキで、かっこいいですね。

JIS鋼材コンテナハウストイレ排水口
JIS鋼材コンテナハウストイレ排水口

上図はトイレの床下配管スリーブと周辺の根太材(床支持材)です。しょっちゅう問い合わせで聞かれるのは、「トイレの配管位置などはちゃんと精度が保証できるかな」「やはり現場で穴を開けるしかないか?」などの心配の声があります。この写真のように、トイレの配管位置も含め、各配管開口の位置精度は結構高く、コンテナハウス作り上の精度では±2mm以内に保証できます。現場据付の誤差、基礎作り上の誤差を考えて、10㎜程度のクリアランスをもって大きめに配管孔を用意するれば、何の問題もありません。現場で穴を開けるのは安心ですが、写真のように裏側にある複数の根太や下地材が衝突する恐れもあるので、やはり計画段階できちんと配管位置を考えて決めておいた方が一番無難なやり方でしょう。

JIS鋼材コンテナハウス中国工場内完了検査
JIS鋼材コンテナハウス中国工場内完了検査

筆者が工場現場でコンテナハウスの製品検査をしているところです。(この時、ヘルメットをかぶるのを忘れたが、今後注意いたします。(汗))このような検査は、コンテナハウスが出来上がる時に行うだけではなく、材料入荷段階、部材加工段階、仮組立段階、精度検査段階、ペンキ段階など各中間段階において、検査を行い続けてあります。完成品では目で見えない部分、中間加工の部分こそ、品質上重要であると考えております。

JIS鋼材新品コンテナハウス運搬状態・付属部材入り
JIS鋼材新品コンテナハウス運搬状態・付属部材入り

コンテナハウスの連結部材、付属部材(バルコニーなど)の運送コストを抑えるため、このように、開口の少ない一台の中に固定されます。写真中ではまだバンドなどで固定されていない検査待ち状態で、出荷する時はきちんと固定します。また、写真中のコンテナ扉も今回の物件で、コンテナ的な要素として導入してあります。サイズは特注で、コンテナ扉としての機能はちゃんとついてあります。

JIS鋼材コンテナハウス工場出荷前ビニール包装中
JIS鋼材コンテナハウス工場出荷前ビニール包装中
JIS鋼材新品コンテナハウス運搬輸送ビニール包装
JIS鋼材新品コンテナハウス運搬輸送ビニール包装

検査合格後、通常このようにビニールフィルムで包みます。腰ベルトのように中間で縦方向も補強します。経験上、このような包装は運送途中の軽いペンキ擦り傷の低減に役立ちます。無論、他の包装要求があっても、お応えできます。

終わりに

以上、ホテル、民泊に使われる連棟型コンテナハウスの施工事例でした。類似な用途や発想のある方は、是非一度Uni-Konにお問い合わせてください。

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