中国からコンテナハウスを購入する時の問題(その3)――現場監督篇

はじまり:

建築費を抑えるのに、中国から建築基準法に則ったコンテナハウスを購入する方法を思いついた施主様は多くいる存じます。既往の建築経験を生かし、このことも「建築士が図面を作成し、中国工場に渡し、見積ってもらって・生産してもらう」のように簡単に考えがちかもしれませんが、実はそう簡単ではありません。

建築士に相談したり、コンテナハウス工場を探したりなどの初歩段階からも徐々に認識してくると存じますが、中国からコンテナハウスを購入するということの中には沢山の「見える問題」と「見えない問題」が潜んでいます。

本文は3部分(理解疎通篇、設計篇、現場監督篇)に分けて、これらの問題を列挙して説明する同時に、Uni-Konがどのようにこれらの問題を解決できるかをご紹介いたします。

本篇は全文の第3部分で、中国からコンテナハウス購入する後期に遭遇する生産中及び生産完了後の監督・検査など――現場監督の問題を取り上げてご紹介いたします。第1部分の購入前期の理解疎通篇、又第2部分の設計篇を読みたい方は、こちらのリンクでアクセスしてください。「中国からコンテナハウスを購入する時の問題(その1)――理解疎通篇」「中国からコンテナハウスを購入する時の問題(その2)――設計篇」 

第3部分:見えない問題――現場監督、検査の問題

問題6:生産途中の中間検査と現場監督の問題

コンテナハウスの設計が無事完了して、次は工場生産段階に入ります。建築を建てる時、工務店が設計図面通りで正確に施工しているかどうかを監視・管理する役目としての現場監督が必要です。それと同じように、コンテナハウス躯体はコンテナ建築の主要部分なので、それの生産精度・品質を管理する生産現場監督も必要不可欠です。

しかし、厄介なところは、生産工場は中国にあり、生産期間(一か月前後)中ずっと中国に滞在したり、或は日本の建築監督を派遣したりすることはあまり現実的ではありません。

Uni-Konの対応
Uni-Konは事務所(中国大連開発区にあり)が提携工場の近くにあり、車で30分弱で到着できます。なので、常々工場現場に現れて、生産途中の進捗状況・材料や半製品の品質・中間加工など(特に、完成時では内装材やペンキで隠されている「見えない部分」)を、お客様の身になって確実に管理できます。
「内に品質管理体制が整っているので、ご安心ください」と自負するコンテナハウス工場もありますが、本質的に「自分が自分を管理する」ということなるので、正直に言ってあまり期待しないほうがよいです。
Uni-Konは事前交渉・設計段階から既にお客様のご要望や工事内容の詳細を把握し、生産図面まで自社で作成するので、生産中の製品に関しては手に取るほど詳しいと言えます。又、一般のお客様と違って、提携工場と長年の取引相手なので、「一回切りのお客様」より遥かに発言権が強く、工場をコントロールしやすいので、中国でコンテナハウスを購入する時の現場生産監督としては最適な人選だと言えるでしょう。

コンテナハウス中国工場中間検査中
Uni-Konがコンテナハウス中国工場にて中間検査中

問題7 出荷前の完成検査の問題

完成検査はコンテナハウスが中国工場から出される前に最後の関となり、入念に行うことが必要です。それは工場内の「ちび問題」が現場の「でっかい問題」、ひいて建築使用中の「生涯問題」になりかねないからです。
「たかがコンテナハウス1台を購入して、わざわざ中国に行って検査を行う」ことに抵抗するお客様もいらっしゃる一方、コンテナハウスを多く注文し、訪中期間の限られた時間の中で、隅から隅まで検査しきれないお客様もいらっしゃいます。

図面中やパースでは小さく見えるコンテナハウスは実際に工場内で実物を並べて肉眼で見ると、すごい量感(圧迫感も)のある存在です。微小な人間がその巨大物の間に潜って、出たり入ったりするだけで、方位感の悪い方が迷子してしまうほどです。わずか2,3日間で、そんな巨大コンテナハウスたちを図面と照らし合わせながら、一箇所ずつ寸法を図ったり、精度を確認したりすること自体はなかなか容易なことでありません。(そもそも、精度検査などは完成検査の時に行うべきものではありません。生産途中の仮組立段階で、問題6に提示した中間検査の内容として検査すべきです。全体工事のスケジュールもあり、納期がきつく迫っている完成検査時では、例え重大なミスが発覚しても、もう遅い、どうしようもない場合があるからです。)

コンテナハウス中国工場完成検査中
コンテナハウス中国工場完成検査中(扉ロック調子チェック中)

Uni-Konの対応
問題6の「Uni-Konの対応」にも述べたように、コンテナハウスが生産段階に入ってから完成まで、Uni-Konが工場現場で度重なる中間検査を行います。言わば、完成検査はコンテナハウスの誕生過程を伴う一連検査の最後の1回にしか過ぎません。製品に精度問題や組立ミスなどがあったら、納期や後続工事に影響の少ない早い段階でとっくに解決済みなので、完成検査時に初めて気づいた重大ミスによる現場の混乱と納期遅れなどはありえません。
普段から地道な検査を遂げたので、Uni-Konの完成時検査は塗装外観、建具施錠の調子、包装標記、鍵や連結部材などの付属部品の数量確認に集中します。一見問題なさそうな検査ですが、それでも気が抜いてはいけません。
この間の案件では、下図にある四角い部品がUni-Konが行った工場出荷前検査では24枚の内、2枚が足りないことが発覚されました。工場作業員の間にちょっと騒いだら、「地味な形をして、廃材だと思った」と言って、一人の作業員がある作業台の足下から失踪部品を取り出しました。水平出し用の下敷き板として使っていたようです。これらの小さい部品が1個2個足りないだけに、お客様の現場にどれだけの混乱と迷惑をもたらすかを重々承知しているUni-Konがこうやって、中国コンテナハウス工場内でしっかりと納品検査を行っております。

コンテナハウス連結部材失踪
コンテナハウス納品検査時発覚した失踪連結部材

終わりに

以上、「中国からコンテナハウスを購入する時の問題」シリーズの最終篇、その3――現場監督篇をご紹介いたしました。代表的な問題を数点列挙しただけなので、まだ思いがけない問題が出てくるかもしれません。Uni-Konは長年の日本向けコンテナハウス輸出の経験(実績600基近く)を持っているので、何かご質問・ご心配があれば、どんどんご相談に乗ってください。必ず解決できると存じます。中国からコンテナハウスを買う方の味方になり、力強くサポートさせていただきます。

又、中国からコンテナハウスを購入する時の問題その1――理解疎通篇その2――設計篇をお読みになりたい方はこちらの下線リンクをクリックしてください。

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